応天の門(19) 灰原薬 推しマンガ。私の感想レビュー備忘録。太皇后篇落着と雪中の無人牛車編。

推しマンガ。

劇画チックな絵柄での、時代考証もりもりの漫画。

月刊誌連載で、毎月連載ではないので、1冊新刊がでるのが

1年に一度くらい。

でも、出ると面白くて読んじゃう。

菅原道真が学生、って時代のお話です。

これ、どこまで続くんだろう。

最終的には左遷されて餓死させられちゃうという未来ですが

束の間でも政界のトップになるとこまで?

それとも、相棒の在原業平が死ぬまでかな?

応天の門 19 (バンチコミックス) [ 灰原 薬 ]

応天の門 | 推しマンガ探ブロ。 (veteranmama.com) このシリーズ既刊の感想レビュー備忘録。

応天の門(19) 目次

102,太皇太后、西三条第に宴すること

103、島田のぶきこ、市井の油売りに会うこと

104,雪中に朧車の出づること.1

105,2

106,3

107,屋敷の庭に、小さき天人の現るる事

応天の門(19) ネタバレ注意

政界が殺しあいである平安京が舞台です

藤原氏が、皇族の血脈に食い込んで

皇子を産ませて権力を握るために

なんでもあり、です。

皇族の方も、藤原に「邪魔」指定されると

殺されるんです、ほぼ毒殺かな~

そんな時代に、学問だけやりたい菅原道真くんが

検非違使の長である在原業平に、事件があると引っ張り出されて

巻き込まれる、ってのがこのお話の流れです

19巻では、18巻の後半からのお話で

自分の皇子を、藤原に殺された太皇太后さまが

弟の宴に、毒をぶっこんで

さぁ、みんな死んじゃえ~、となり

それを知らされた、たまたま参加してた道真が

業平くんを相棒に、芝居を指示して

その間に、毒入り酒を処分する、って話です。

今も昔も、京都にはよい水があったけど

酒の魅力は宴の華なので、無理に処分できずに

参加者を、御簾の向こうの太皇后さまに殺到させて

その間に、こっそり酒を処分させる、という索でした

次は、酒売りが貴族にいじめられて、ぼったくられるとこを

道真の婚約者ののぶきこが割って入って

貴族の配下を遣り込める話

まぁ、ツボからの油の図り方の数学的解析ね

店ができたのが鎌倉からで、鎌倉からできたのは、中国からのビタ銭が輸入されたからで

という、注釈が面白かった。

次は、雪の中を参内すると、帝からご褒美がでる、って習慣があったようで

そんな中、老いた牛のひく「朧車」があって

牛が参内するなんて、今の帝がすばらしい吉兆だ、って流れを作り

でも、なんか、その牛車は訳ありでおいてかれたらしい

道真の友人を自任する長谷雄君

ヤバイくすりを買わされて、幻覚見ちゃった、って話

ヤバイ薬を、渡来のもの、ってだけでありがたがる風潮が面白かった

って感じで読了。

牛の話は、次巻に続きそうだし

毒入り酒の宴の話も、太皇太后に騙されて病んじゃった貴族君のネタを

引きずる感じですね

次巻は2025年の冬だって

1年後か~

応天の門 19

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