メディチと薔薇の娘 長池とも子 ルネッサンスイタリアのお話 ネタバレ注意

ベテラン漫画家が

時代考証ばっちりで描いた、ルネッサンスイタリアのお話

秋田書店のプリンセスGOLDで連載され

ちょうど1冊分で、連載も終了してます

春騒動

豪華王のカメオ

薔薇の秘密・前後編

14世紀までに、ペストとかで人口の三分の一が失われ

世紀末、って言われてたらしいですが

15世紀に、ルネッサンスという再生の時期を迎えました

さて、当時のフィレンツェは共和国ですが

王様のようなトップがいて、それがメディチ家の当主の豪華王です

最初の話は春=プリマベーラと名付けた絵が消えた、って話

本作の主役のローザは、豪華王の姉の娘、姪っ子ですね

反宗教画的な絵なのね

肉感的な女神さま

豪華王が大事にしてるカメオには

死んだ乙女の絵が、ってことで

夫婦仲の危機ですが

シモネッタ(死んだ乙女)の精密画の下には

彼女に恋していて、その後反逆の中で殺された、豪華王の弟の精密画が

せめて精密画の中だけでも、二人を並べてあげよう、ってことだったけど

奥様には、シモネッタの精密画を大事にしてる、としか見えなかったのね

薔薇の秘密

薔薇の下でのお話は他に漏らさない、っていう不文律があるんですって

で、ローザは、実は実の娘ではなく

娘が死産になった朝に、扉の前に捨てられていた女の子でした

で、いろいろ突拍子のない子でも

イケメンのリカルド、が結婚相手に現れて、惚れますが

いろいろあって、リカルドは母離れでインドへ修行

ローザも、今のまま、自分は変えない、ってことで

物語は終了です

ちょっと不完全燃焼でしたが

それなりに面白かったです

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[著]長池とも子

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