椿町ロンリープラネット(14) やまもり三香 最新刊で最終巻の感想レビュー備忘録。ハピエン。

本作で完結となりました

すぐに合体しちゃう昨今の漫画の中で

大人である作家の暁が、がまんの子で

高校生のふみを大事にするのが、素敵な作品でした。

椿町ロンリープラネット 14 (マーガレットコミックス) [ やまもり 三香 ]

大野ふみは、母を亡くして、父が借金返済のために家を出て返済するため

作家の暁の家で家政婦仕事をしてます

人間不信、なのか、不愛想な暁ですが、ふみの家庭的なとこにほだされていき

いつしか相思相愛に

ってのが、10巻くらい続きまして

途中に、暁の親友の悟朗がふみを好きになっちゃう、ってのもありましたし

ふみの親友の飛梅洋が、相生一心と恋仲になったりしましたが

13巻で、暁を養子にして育ててくれた養母さんの家へと

ふみと暁が訪問しまして

養母さんは、これまた暁に輪をかけて不器用な女性で

でも、ふみの仲立ちで、養母はそれなりに、とっても暁を愛していた、ってわかり

暁もそれを受け入れて、関係は良好化いたします

そして帰り道、暁はふみにプロポーズ

ふみも暁にプロポーズして、ふみが大人になっても思いあっていたなら、って

ふみは大学を卒業、就職もして

養母さんに背中を押されて、結婚式、ってこととなりました

それから、おうちの中の写真の描写になって

二人の間には子供が一人生まれるみたい

ああ、いい終わり方だったわ(^^)

番外編は

相生と洋が、同棲して、結婚するまでね

相生って、とってもおっとこ前な子なの、いいわ~

次は、鞍月くんの話ね

ずっと年上の幼馴染のみどり先生が好きで

おっかけるように先生になって

やっと、思いが伝えられてこちらもハピエンです(^^)

最後は、暁に惚れていた本屋の吉乃さんのお話

顔が大事、だったのに

居心地のいいひとは、料理が上手で雰囲気の丸い、熊本諭吉さんでした

大人の恋は、こうでないとね

エピローグは

結婚式の二次会と、暁と悟朗の中学1年生の時の話

悟朗は今もふみがかわいいけど

孤独な親友の隙間を埋めてくれる貴重なふみを

自分のものにしなくてよかった、って思ってます

そして悟朗が暁の作文をほめたことが

今の暁の作家人生のスタートだった、って

かくして、物語は終わりました

何度でも読み返せる、とっても居心地のよい漫画でした

おすすめです(^^)

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椿町ロンリープラネット 14
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[著者]やまもり三香

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