推し作家の新作。
謎めいた手紙が素敵です。
あらあたかしこ、とか敬具、とか
今の子は分からないんじゃないかな~(^^)
ネタバレ注意
あらあらかしこ(1) (フラワーコミックス) [ 波津 彬子 ]
少女マンガのレビュー | 推しマンガ探ブロ。 (veteranmama.com)
☆
1,猫坂
2,狸の皿
3,天狗
4,幽霊の掛け軸
5,福猫
6,嫁入り狐
あとがき
☆
新シリーズ
憧れの小説家・高村のとこに住み込み書生となった深山杏之介。
家にいるのは、貫禄たっぷりの老?猫の櫨染(ろぜん)
毎朝掃除して、食事つくって、原稿を清書する
そして、ろぜんが連れてくる猫に振舞飯をする
これは先生公認。
☆
手紙をもらう、という随筆が連載開始となります
差出人の名前のない手紙
今回は、ころぶと猫になる猫坂のお話
☆
狸の皿
近所の農家が、大勢客をする時に
洞穴の(狸穴)にお願いすると、食器を貸してくれたとか
そのうち、人がすさんで返さなくなったので、貸してもくれなくなったらしい。
で、ご隠居さんの先祖が、穴に残された皿を見つけてもって帰った
返さないといけないかな、って言って笑っていたら
ある日皿は消えたとか
で、それが先生の台所の食器棚に・・。
あるがままに、って先生はいいますね
☆
天狗
先生の友人の井坂が、生徒をつれて遊びに来た
先生は饅頭をふるまいますが、井坂がうなぎに酒を
先生のツケで届けさせ、酒癖がわるい井坂を、先生は生徒たちに
戻してこい、って
加賀の国のお話でした
天狗と子供の時に会った、って
で、当時の先生を連れて行ったら「オマエだな、とったのは」と声がして
先生が真っ青に・・
手紙を取っていった井坂の生徒も、にげていきましたね
ここらは、是非本作を購入して読んでみて
ちょこっとホラーが好きです
☆
幽霊の掛け軸
この時代、女性が自活するのはむずかしく
小説の挿絵も、道楽みたいにいわれ、女だから、って断られたと
思った橘さんが、おしかけてきて
でも、女性を理由に断ったわけでなく、先生の名前をだしたってことで
先生は間にたった編集さんにお怒りです!
旧家で、100物語用に幽霊の掛け軸を保存してて
その絵が、中身が抜けたようにまっさらで
その理由がいろいろあって面白かった。
そして、女流画家の橘さんは、先生の小説を読んで
幽霊画を描いて持ってきました。渡したのは深山君で
それを先生は、ほっといたみたいに見えたけど、表具しましたね
で、お正月に、深山くんが家にいられるようにしてくれました
☆
福猫
書生とかして、疲れがでたのか、深山くんが熱出して寝込みます
体が冷えてたんですが、ぼんやりと猫が布団の上に乗る夢を見ます。
そして、完治。
ちょうど手紙で、福猫のお話がありました
猫を飼っていたけど、生活が苦しくなった、っていったら
爺様の布団の上に載って、爺様の体をいやし
夢で見たからゆずってくれ、っていう猫の焼き物を売り出して
その結果、経済的にもよくなり、爺様も完治し
そして猫も戻ってきて、めでたし、って
もらった猫の置物を、先生が深山くんにくれます
随筆として発表されたので、来客が、君が偪猫に乗られた書生かって
けっこう有名になりましたね
☆
狐の嫁入り
良いお話でした
村人が女性化して、ちゃんと聞いてみたら、いなりの三女さま
恋する人のとこへ行きたい、っていうので
隣村の稲荷担当と話し合い、村人に紅さして
隣村の稲荷まで。そしたら、村人がばったり倒れ
周りの人間も、稲荷に何かが入っていくのを見てるのね
無事に嫁入りできた、ってことで、それからは結婚の時には
神社でみんなが集まってお披露目するんだって
いい話だね。
で、今回は先生のおぼさんが見合い話を持ってきたので
その流れで、先生の過去話が・・。と思ったら
先生のでっちあげ話のようです。
いろいろ翻弄される書生の深山君。
今回、面白かったので、次巻が出たら読みます
☆
[著]波津彬子
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あらあらかしこ(1)posted with ヨメレバ波津 彬子 小学館 2023年10月10日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle