軍靴のバルツァー(17) 中島三千恒 推しマンガ。私の感想レビュー備忘録。軍事×政治×青春。

推しマンガ。

仮想世界、というより平行世界かな。

こっちの第一次世界大戦くらいの時代背景での物語です。

発表誌が変わってから、さくさく新刊がでてくれてうれしい(^^)

軍靴のバルツァー(17) (KCデラックス) [ 中島 三千恒 ]

軍靴のバルツァー | 推しマンガ探ブロ。 (veteranmama.com)

軍靴のバルツァー(17)目次

99、2年の変化

100、見据える未来

101,憂国のリープクネヒト.1

102,2

103,実験結果

軍靴のバルツァー(17)ネタバレ注意

軍事大国から、隣国の師範学校の先生へと派遣されたバルツァー。

母国の帝国は、バルツァーの派遣後

派遣先の王国を飲み込むつもりでしたが

生徒たちへの情があったり

軍事帝国は、クーデターで軍部が国家元首になったりしたんで

バルツァーは、母国と敵対する道を選びます

そして、自分の生徒たちとともに

はじめは、瞬殺される、と思われていた戦争を長引かせることに

成功してます

そして、開戦から2年後、ってのが17巻です

士官学校を卒業しないで

戦線に投入された、バルツァーの生徒たちは

すでに大尉となっていて

さらに、新兵の教育をするまでに優秀です

そして開戦後の某日

ついに、生徒たちは正式に卒業となります

バルツァーが戦時で考えたのは、いかに生徒たちを生き残らせるか。

環境と、軍事政策。そして、思ったより残ったって。

でも、何人も死んではいるのね・・。

戦争だからね・・。

祝辞を述べるのは、王国の王子だったけど、今は大統領のアウグストさん

で、帽子投げが終わると、敵のヴァイセンから、嫌がらせの砲弾が

ヴァイセンも、国内では厭世の声が聞こえるはずなのに、侵略を止めないのね

将校クラスの気合は落ち、武器の横流し、物資の横領は、反戦派らしい。

バルツァー側としても、反政府は支援してたけど

テロになってきて、テロは無政府状態になるから、支援はしかねる、って状態ね

さて、バルツァーは決して戦争賛成派ではないですが

生徒たちを守りたいし、やる以上は、より高度な武器と戦術が欲しい

ってことで、どんどん戦争のフェーズがあがってきて

それを危惧するのは、世の惑乱を望むはずの、片目のリープクネヒトです、

憂国の男ね

戦争が機械でどんどん進化する中で、人間の中身が進化してないから

コントロールができなくなる、って

うん、現代の人間にはリープクネヒトの気持ちがわかるね

ここで、リープクネヒトが若い頃にまいた

起業家に対する労働者、という図式やサボタージュによる革命の芽が

動き始めます

ヴァイセン側のテロ活動の様子を調べるために

ユーリが投入されますが、そこにいた、死に別れたと思っていた旧友のティモは

テロ組織に助けられ、それはありがたかったけど

革命のために、毒ガスを投入する、って言い出して・・。

これは、第一次大戦で本当にあったことで

毒ガスは、ドイツがヨーロッパ平原で使いましたね・・。

騎兵隊が、機関銃で引退して

飛行機ができて、塹壕が無意味になって

毒ガスに、火炎放射器に、核ですからね・・。

軍靴のバルツァー(17)

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中島 三千恒 講談社 2023年12月07日

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